こんにちは、快適おうちブロガーのボーダーパパ(@borderpapa)です!
前回の記事で断熱材はセルローズファイバーを選んだ理由をご紹介しました。
断熱材セルローズファイバーを選んだ理由、4年住んだ感想は後悔なし!
今回は、実際に採用したスーパージェットファイバーという断熱材のお話です。
セルローズファイバーも各社いろいろな商品を出していて、その内の一種がスーパージェットファイバーとなります。
実際の施工価格などもまとめていますので、断熱材選びの参考にしていただければ幸いです!
各メーカーのセルローズファイバー
セルローズファイバーは木質系繊維という素材なので、作っているメーカーも製紙関連の企業となります。
下記に日本セルローズファイバー工業会に加盟しているメーカーを一覧でまとめてみました。
商品名 | メーカー |
スーパージェットファイバー | 日本製紙 |
ダンパック | 王子製袋 |
ファイバーエース | 吉水商事 |
デコスファイバー | デコス |
例えば、日本製紙はスコッティやクリネックスというティッシュで有名な製紙メーカーですね!
同じく王子製袋は、ネピアというテッシュで有名な王子製紙関連のグループ企業です。
また別の団体の日本セルロースファイバー協会のHPでは、過去の事業譲渡などでメーカーが変わっていることなどが興味深く書かれていますよ!
スーパージェットファイバーを選んだ理由
正直に言うと、実は特別な理由があったわけではありません。というのも、セルローズファイバーを施工できる業者さんは地域によって限られているんですね。
都会だと複数の業者さんを選べるかもしれませんが、地方だとそんなに選択肢は多くないと思います。
我が家は、建築士さんにお願いして施工できる業者さんを見つけてもらったという感じです。
ホームページで見た限りだと、スーパージェットファイバーとデコスドライが全国的に加盟店が多そうでした。
加盟店が多いというのは業者選びの1つの参考になると思います。
実績数が多ければ、それだけ施工精度も高まりますし、実際に利用された方の声も聞きやすいですよね。
サービス価格にまで反映されるかはわかりませんが、たくさんの会社が同じ材料を使えば、その分コストも安くなるはずです。
工務店が採用していない場合
建築を依頼する工務店さんがセルローズファイバーを採用していない場合がありますよね。
でも、どうしてもこの工務店さんに依頼したいということもあると思います。
我が家の場合は、実際に施工をお願いしたゼネコンさんからは発泡系の断熱材を提案されたのですが、無理を言ってセルローズファイバーでお願いしました。
普段、使ってないものをお願いする場合は、費用や納期面で影響が出たり、場合によっては断られる場合があるかもしれません。
実際にうちは新潟からわざわざ来てもらいましたし、費用も発泡系の断熱材に比べて約8万円ほど高額になっています。
素材や断熱材が気になる方は、工務店選びの際に何の断熱材を普段からよく使っているか確認しておくと良いと思います!
スーパージェットファイバーの施工例
実際に我が家で施工してもらった費用感と現場の様子をお伝えします!
施工価格
当時はまだ消費税が8%だったので、税込みで約64万円くらいでした!詳細な税抜き価格は下記の表をご覧ください。
種類 | 数量 | 価格(税抜) |
床(90mm) | 54㎥ | 137,700円 |
壁(105mm) | 150㎥ | 331,500円 |
天井(200mm) | 59㎥ | 120,360円 |
合計 | 263㎥ | 589,560円 |
今だと消費税が10%でかつ、材料費も高騰しているかもしれないので、もう少し費用がかかるかもしれませんね。
施工の様子
実際の施工現場の様子です!作業は2日間に分けて、別々の日に実施してもらいました。
まず柱に障子紙のような物を貼っていきます。素材はしっかりしていて、押して破れるようなものでありません。
他の部屋の様子です。まだスーパージェットファイバーが充填されていません。
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こちらが充填中の様子。ブロワーのようなもので、一か所一か所に差し込んで注入していきます。
下が充填された後です。パンパンに膨らんでいるのがわかりますよね!隙間なくビッシリと充填されています。
触った感じはものすごく密度が詰まった硬い布団のような感じでした。叩いてみるとバフバフする感じですね。
これだけしっかり充填されていたら、沈下なんてするのかなーって思ったくらいです。
実際のところはわかりませんが、それくらいの印象があるくらい、しっかりと詰め込まれてました!
充填したところから断熱材が飛び出ないように一か所ずつ、シールが貼ってあります。
最後に床下断熱の様子です。格子状の隙間にスーパジェットファイバーが充填されます。
断熱材が充填された後、床下の構造用合板で蓋をされています。
施工現場でココは要チェック!
スーパージェットファイバーが充填できない窓枠と木枠のような隙間は発泡系の断熱材を入れてもらいます。
ホームセンターなどでスプレー缶で簡単に噴射できるものが売っているんですね。
窓枠周りの隙間に断熱材を入れてもらっていないと結露する原因になるので要注意です。
普通はありませんが、手抜き工事というのはこういったところが端折られたりします。
大きく膨らんだ発泡系断熱材。上記のようなハミ出た部分はカットしてもらって施工完了です!
後悔のない断熱材選びを!
いかがでしたでしょうか。今回は2記事に渡って、断熱材に関する我が家の例をご紹介しました。
最後に要点を下記にまとめてみたので、みなさまも後悔のない、納得のいく断熱材選びをしてください!
・家を長持ちさせる観点で断熱材選ぶ
・内装にお金の掛け過ぎは禁物。断熱材の予算も確保
・契約前にどんな断熱材、工法が得意か確認
・施工業者が限定される場合は費用高・納期も覚悟
・現場では窓の隙間もしっかりとチェック