こんにちは、ボーダーパパです! 今日は土地探しのお話です。僕は今の家を建てる際に2年間くらい土地探しをしていました。
当初は何となく始めたんですが、だんだんと夫婦の希望条件がハッキリとしてきて、途中から毎週のように近所をウォーキングして土地探しをしていました(笑)
結果的に85点の土地を見つけることができ、今ではとても満足しています。その時に考えたこと、やったことをまとめてみましたのでぜひご覧ください。
2年間探し続けた土地
僕が土地を探していたのは2012年~2014年頃となります。不動産サイトの登録は元より、フリーペーパー購読、地元の大小の不動産屋への訪問と色々行いました。
特に住んでいたアパートの近くが希望だったので、自宅から半径5kmくらいを中心に新しく造成工事をしていないか、運動がてらによく散歩をしていました。
これは建築士さんからのアドバイスだったのですが、新しく造成している土地を見つけたらすぐに教えてくださいということでした。調べるとすぐにわかるようです。
実際にやってみるとわかるのですが結構な頻度で家の解体や田んぼを造成していたりします。実際には分譲用の土地よりも、新築アパートの建設の方が多かったように思います。
最終的には地元の新聞に掲載してあった土地を購入したのですが、若い人で新聞購読をしている世帯はそんなに多くないと思うので、情報源としては案外穴場かもしれません。
ちなみに僕は北國新聞を購読していて、毎週土曜日に土地情報が掲載されるのでそれを楽しみにしていました(笑)
購読料が月に3,000円くらい掛かっちゃうので、土曜日だけ新聞をコンビニで買うのもありだと思います。
85点の土地
購入した土地の情報です。45坪・南向き・間口10m・前面道路幅が5m以上・バス停徒歩圏内・小学校も比較的近い、場所は住宅地という驚くほど好条件の土地が見つかりました。
予算的に大きさもちょうど良く、何とかギリギリに収まるという感じです。すぐに連絡したところ、後が付いているので1週間以内に決めてほしいと言われました(汗)
不動産屋の常套手段なんでしょうが、条件がとても良かったので流石にここで決断しないとダメだと焦ったのを覚えています。
最終決断の前に
ご近所への聞き込み
一生のことなので近隣にお住いの方に直接訪問してみました。話の切り出し方としては、「今度土地を購入しようと思っていて、挨拶に来ました。」これだけで住んでいる方がどんな反応をされるかわかります。
ちなみに僕が伺った際は休日のお昼だった為、5軒アタックして2軒が留守、1件が門前払い、2軒が暖かく応対頂きました。
2軒のうち1軒はおばあちゃんが出てきて、近隣のお話を親身になって教えてくれました。逆に周りの土地がいくらくらいで出回っているのか逆質問されたりもして、住んでいたらそれは気になりますよね(笑)
もう一軒は小さいお子さんを抱えたお母さんで、こちらも愛想よくお話をしてくれました。家族構成が同じ世帯が近いとやはり安心です。
悲しかったのは、最後の一軒でインターホン越しに個人情報を理由に何も答えたくないと門前払いを受けました…。当時、赤子を連れての訪問だったので、そんな怪しいようには見えないはずだと思っていたんですが。まあ物騒なこのご時世ですから、そういう反応があっても仕方ないと思います。
近隣の騒音確認
地図を見たら近くに車の整備工場があって、騒音や臭いがないか心配でした。偶然行った際に車の塗装か何かのニオイが結構していて、その点がすごく気になったことを覚えています。
最終的には、平日・休日の時間帯を分けて、何度か現地に行って、いつも発生しているわけではないことを確認しました。ちなみに住んでから、そういった問題に悩まされることは一切無かったので本当に良かったです。
通学路の交通量確認
実際の小学生が登校する時間に合わせて、学校までの道も歩いてみました。大人の足で大体15分くらい掛かることがわかり、小学1年生だと20分以上掛かるだろうなと体感的に捉えられました。
また通学路なのに思った以上に交通量が多くて、その点が特に心配でした。現地に行って、昔からの通学路であること、車もそれを意識して走っていることがわかったので、最後は不安がありながらも良しとしました。
全部が全部満点に行かないのが、土地探しでもあります。不安なことは納得行くまで事実確認をするしかありません。
ハザードマップの確認
近年の自然災害の頻度を考えると必ず確認しておきたいポイントです。特に水害が発生しそうなエリアなら火災保険は水害の特約も必須ですし、保険料も上がります。
基礎を高めにする高基礎という対策も検討できます。また土地が軟弱地盤であることも事前に予測できます。各市町村毎に下記のようなページがあるはずなので、ぜひ調べることをおすすめします。
ちなみに我が家では実際に土地を購入してから、地盤調査をしたところ軟弱地盤であることが判明して、8mのコンクリート杭を打つことになりました。
これだけで100万円も費用が掛かったので、事前に予算を確保しておく必要があります。
あきらめたこと
当初はアパート近くのエリアを希望していましたが、価格が高騰していることと物件が中々出ないことから、エリアを大きく広げて土地探しを始めました。
職場から自宅までの距離を妥協し、アパート住まいだった頃は車で5分程度の場所に職場があったのですが、購入した土地は車で15分掛かるようになりました。
奥様はもっと離れてしまい、車で10分程度だったのが、25分掛かるようになりました。
当初狙っていたエリアよりも5kmほど離れたところの土地を購入したのですが、距離は大したことが無くても通勤ラッシュの影響で倍以上の時間が掛かるようになったのです。
でもこれをあきらめていなければ、今の土地には出会っていなかったのも事実です。
合格基準は70点以上
何を基準にするかは、人によって異なると思います。我が家は通勤時間をあきらめて、エリアを広く探すことで上手くいきました。
妥協点としておすすめなのは、土地の大きさ、土地の向きや形状です。土地に関わる問題は、設計である程度解消できることが多いため。
我が家は建築士さんに設計してもらったのですが、複数コンペを実施したこともあり、プランニング次第で住まいが大きく変わることを実感しています。
運が良かった
僕が土地を探していた時期がとても運が良かったことにあとあと気づきました。
それは北陸新幹線の開業前だったからです。恐らく、北陸新幹線が開通してからでは今住んでいるエリアは元より、金沢で土地を購入することは諦めていたかもしれません。それぐらい金沢市内の土地は高騰しました。
そう考えると2年近く土地を探し続けて、事前準備がある程度できていたため、すぐに決断ができたんだと思います。
やはり良い物件に出会うには準備が大事だと思うので、今からできることを始めておくのをオススメします。みなさんの土地探しが上手くいきますように!
最後までお読みいただきありがとうございました!それでは、また~。